おはようございます。獣医師のYouです。
食事・運動・睡眠というのは健康の維持において非常に重要ですよね。
長期投資を行っているのに健康に気をつかわないのは矛盾しているように感じます。
また、運動は健康の維持だけでなく、学習への好影響も報告されています。
とはいうものの頭ではわかっていても継続するのが難しいものです。
インデックス投資においてもただ優良なファンドを長期間に渡って保有するというシンプルな戦略もなかなか難しく、近年では保有期間の長期化傾向がみられるもののそれでも2.9年、オルカンにいたっては1年未満です。
一見簡単そうにみえることを続けるのは意外と難しいです。
『脳を鍛えるには運動しかない!』は運動へのモチベが下がったときに読むことで継続を促してくれる一冊です。
運動は3つのレベルで学習を助けている
・運動をすることで気分は爽快になり、頭がすっきりし、注意力が高まり、やる気が出てくる。
・新しい情報を記録する細胞レベルでの基盤としてニューロン同士の結びつきを準備し、促進する。
・海馬の幹細胞から新しいニューロンが成長するのを促す。
食料を取るために体を動かしてきた私たちの体は上記の3つのレベルで体を動かし、脳も動かすということを行ってきました。
どのような運動をすると良いのか
脳を育てるのに最適な運動のタイプや量についてはまだはっきりとはしていません。
ただし、有効な運動についていくつかの報告は上がってきているようです。
ひとつは有酸素運動を行うということ。
もうひとつは複雑な技能が含まれる運動をおこなうこと。
有酸素運動については30分程度のジョギングを週に2,3回を12週間続けるだけで遂行機能が向上したそうです。
複雑な技能というのは歩く以上に複雑な運動技能を指しています。
例えばヨガのポーズやバレエのポジション、空手の型、ロッククライミングといったものです。
複雑な動きの習得には神経伝達速度を向上させ、脳と筋肉全体を刺激します。
そのため、テニスなどの心血管系と脳を使うスポーツや有酸素運動によるウォーミングアップをした後にロッククライミングやバランスの訓練といった技能が必要な運動をするというのがおすすめされるそうです。
有酸素運動により頭のキレを保ち、脳への刺激を送り続けることは生涯にわたって必要なことのようです。
他の章に関してはネタバレになりますので細かい内容の解説は避けます。
運動習慣がいかに脳に良い影響を与えるかが様々な事例を元に科学的に解説されており、運動へのモチベーションが高まります。